日立エイチ・ビー・エム(日立HBM、石坂裕之社長)は、基幹業務システムの部品化や業種アプリケーションパッケージの拡充で2年連続増益を目指す。ソフト・サービス事業の拡大が収益力の原動力となり、今年度(2006年3月期)の営業利益は前年度比約8%増の約10億円に達する見込み。昨年度に続き増益傾向がより顕著になってきた。

 販売管理と生産管理を中心とする主力業務アプリケーションの「Hi-Core(ハイコア)シリーズ」の拡販を推進。さらに、ホテル業向け業務システムや金融業向け為替イメージ処理システムといった「重点業種向けアプリケーションについても拡充を進めた」(恒川彰・ソリューション事業推進本部本部長)ことが収益改善に結びついた。

 ハイコアシリーズは、顧客企業の業種業態に最適化できるよう部品化を徹底。営業担当者やSEに、既存の部品を再利用しつつ顧客の経営課題を解決する手法を浸透させてきた。こうした取り組みが功を奏して、ハイコアシリーズ関連の今年度の売上高は前年度比約20%増の約8億5000万円に達する見通し。3年後の09年3月期には12億円の売り上げを目指す。

 今年度の総売上高見通しは約500億円。このうちハードウェア関連の占める比率が約7割と高く、サーバーやパソコンなどの利幅低下が収益を圧迫する要因のひとつになっていた。今後はソフト・サービス事業をさらに拡大し、将来的には売上高構成比で半々にまで高める方針。