長野県上田市に本社を置くソフト開発会社のズー(宮島仁一社長)は、医療医薬品と一般用医薬品を網羅した国内初のデータベース「薬源」の本格販売をこのほど開始、初年度1万本の販売を目指す。また、薬の購入者が症状などに合わせて最適な一般用医薬品を検索できる、薬局の店頭に設置するキオスク端末「おくすり探検隊」も開発しており、合わせて導入を勧めていく。

 同社はこれまで、医療機関や調剤薬局向けの業務支援システム「源内」を開発し事業化するなど薬剤分野でのノウハウを持つ。今回、医療医薬品について同じ化学構造を持つ後発品であるジェネリック薬品や一般用医薬品も網羅したデータベースを搭載したパソコンソフト「薬源」を開発した。

 薬品名や症状などを入力することで医療用、一般用の医薬品を検索することができ、同時に同じ効能を持つジェネリック薬品も表示できる。また処方された医療医薬品と一般用医薬品との相互作用(飲み合わせ)についても、それぞれの含有成分から分析して判断する機能も持つ。一般用医薬品についてはJANコードから検索する機能もある。収載された医薬品の更新などはインターネットを経由して随時更新される。

 宮島社長によれば、「一般用医薬品も網羅したデータベースは国内で初めて」としており、医療機関や薬局チェーンなどでの需要創造を狙う。価格は8万4000円。合わせて薬局店などに設置するキオスク端末も開発した。

 同社はソフト開発に特化しているため、薬品の問屋や医療機器販社など新たな販売ルート開拓も目指しており、医療分野に強いSIerも販売チャネルに加えていく方針で、初年度1万本の販売を目指している。