製造業向けERP(統合基幹業務システム)などを提供するインフォア・グローバル・ソリューションズ・ジャパン(津村謙一社長)は、昨年末から今春にかけて新製品を相次ぎ日本市場に投入するのに合わせ、新たなパートナープログラムを開始する。初期案件の同行支援や同社技術者とパートナーで編成した現場でのプロジェクト実施、安価な営業トレーニングなどを提供する。昨年末までに既存20社に加え、新規15社のパートナーと協業する。今年4月中旬までに50社に拡大して、事例紹介や情報交換を行う「パートナー会」を立ち上げる計画。来年度(2007年5月期)は、売上高20億円を目指す。

 製品については昨年12月、従来から日本市場で販売していた.NETプラットフォーム採用の中堅製造業向けERP「SyteLine(サイトライン)」の新製品を発売した。今年3月以降には、中小製造業向けERP「VISUAL(ビジュアル)」や自動車産業向けSCMソフトの「SupplyWEB(サプライウェブ)」、従来製品でIBMサーバー「iSeries」対応のERP「XA」新バージョンなどを、順次投入する。

 パートナー契約はこれまで、アフィリエイト(成果報酬型)の1種類だけだった。しかし、中小製造業に拡販する上で、チャネル販売が重要だとして、同社製品を仕入れ販売・導入する「リセラー」や「SI」、案件を獲得するだけの「ファインダー」、保守・サービスを提供する「サポート」の4種類を新たに加える。

 パートナーに対する支援策としては、導入初期の同行支援や成約後に技術者とプロジェクトを編成して技術指導するほか、セミナー開催や「パートナー会」の発足、業種業態別の共同セミナー実施、ブログを活用した情報・ノウハウの共有化などを計画している。

 製造業向けERPはこれまで、導入までの期間が長く、大幅なカスタマイズを必要とすることが多かった。だが、「当社の製品は、モジュール型のコンポーネントを採用しているため、企業のシステム状況に応じて柔軟に部分導入できる。日本の製造業が海外展開する際にも、当社の現地サポートが受けられる」(新山哲・営業統括シニアマネージャー)という。