指紋認証機器開発の日本セキュアジェネレーション(秋葉茂隆社長兼CEO)は、携帯電話向け指紋認証センサの開発を進めている。

 携帯電話に組み込んで利用する製品で、センサは光学式を採用。指紋の読み取りには、携帯電話に搭載されているモニタを使用する。認証の際、専用アプリケーションを立ち上げた後、モニタの上に指紋を置くことで正規のユーザーか否かを識別する。

 現在、携帯電話向け指紋認証で主流となっている、指をスライドさせて照合する方式に比べ光学式は認識率が高い。ただ、光学式センサは、形状が大きく携帯電話には不向きとされていた。同社では、モニタを活用することでその問題を克服する。製品化されれば、「光学式で携帯電話に組み込めるセンサは世界で初めて」(斎藤一雄・営業推進部長)という。製品化の時期や価格については未定としている。

 同社の製品は、これまでPCに接続する製品や、入退室管理向けでドアに組み込むモデルがメインで、携帯電話向けは手がけていなかった。指紋センサには、すべて光学式を採用している。センサのこれまでの合計出荷台数は約8万台で、そのうち、「8割がPCに接続するモデルが占める」(秋葉社長兼CEO)という。

 秋葉社長は、「法人だけでなく、個人向け製品を手がけなければ急速な成長は見込めない」と今後の生体認証製品市場を予測。そのうえで、「個人向け製品を考えた時に、もっとも成長が期待できるのは携帯電話と感じた」と開発の狙いを話している。