認証アプライアンス機器メーカーの米インフォブロックスは、DNS(ドメインネームシステム)/DHCP(動的ホスト構成プロトコル)向けアプライアンス「Infoblox」シリーズで新製品4モデルを7月3日から日本市場に投入した。同製品群で分散システムの一元管理を可能とし、国内の統合ネットワークIDサービスビジネスを強化した。

 構成は、「Infoblox」シリーズは、中小企業向け「550」、中規模企業向け「1050」、大企業向け「1550」、データセンター向け「1552」の4モデルで、グリッドシステムの一元管理が可能なツール「IDグリッド・マネージャーGUI」を搭載した。導入企業は、ネットワークIDの統合管理が行えるほか、システムトラブル時によるID損失やエラー破損の防止が可能となる。価格はオープンで、550で100万円前後、1552で400万円弱。

 多くの企業は、ネットワークID認証システムを構築する際にLinuxやウィンドウズなど汎用のサーバーOS上にフリーソフトをインストールする傾向が強く、認証アプライアンスを導入するケースが少ないのが実情だ。一方、セキュリティ・ホールが出現した際に、パッチを当てる必要があるなど煩雑な作業に頭を悩ませていることも事実という。そのため、米インフォブロックスでは、「ネットワークIDの管理に必要な機能をアプライアンス製品を導入すれば、ユーザー企業は作業の効率化やGUIによる設定ファイルの編集設定など管理に掛かるコストや工数の削減できる」(クリケット・リウ・アーキテクチャ担当副社長)ことを訴え、認証アプライアンス製品の需要を掘り起こしてきた。ワールドワイドでは、約7000台の出荷台数に上り、1100社以上の顧客企業を獲得。そのうち、日本では700台程度の販売で120社に達している。認証アプライアンス機器市場では50%程度のシェアでトップを確保している。