富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP、太田幸一社長)は、ソフトベンダーがASPサービスを提供するための支援サービスを9月までに開始する。パッケージソフトをASP化するための情報システムインフラを提供するほか、システム運用代行なども請け負う。ソフトベンダーは、ASP化のノウハウがなくても新サービスを使うことでASPサービスを手軽に手がけられるようになるという。

 新サービスでは、ASPサービス提供のためのインフラ構築とシステム運用・管理の代行、エンドユーザーのサービス利用管理や課金・請求業務の代行などを行う。

 具体的には、(1)構築支援サービス(2)ITマネジメントサービス(3)ビジネスオペレーションサービスの3つのメニューを用意している。ソフトベンダーがASPサービスを提供するために必要な業務やインフラを「すべて用意している」(加藤健輔・アドバンストビジネス推進部長兼PM推進部担当部長)。同様のサービスメニューを持っている会社は「ほかにはいない」(日暮一正・アドバンストビジネス推進部)としている。

 サービス名など詳細を詰め、9月までにサービスを開始する。初期コストは、アプリケーションソフトの種類や顧客の情報システム環境によって異なる。月額の利用料金は100-200万円。

 富士通FIPは全国に13か所のデータセンターを設置し、ホスティングやハウジングサービスなどのアウトソーシング事業に強み持ち、自社のパッケージソフトをASPサービスとして提供する「BeStage(ビーステージ)」も事業化している。ASPサービスを求めるユーザー企業が増え、ソフトをASP化したいとするソフトベンダーが増加しているため、自社のASPサービス提供ノウハウを他社へ提供し、ビジネスの拡大に結びつけることにした。富士通グループのソフト開発会社と、ISVに採用を働きかけていく。すでに富士通グループ数社とは交渉しているという。