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SBIビジネス・ソリューションズ 文書データ受渡ツール拡販 ASP型でフランチャイズ店などへ

2006/07/24 17:57

週刊BCN 2006年07月24日vol.1147掲載

 中堅中小企業のバックオフィス支援事業を展開するSBIビジネス・ソリューションズ(旧JCNランド、森田俊平社長)は、ASP型のドキュメントデータ受渡・管理ツール「BC─Cabi.net(ビーシーキャビ・ドットネット)」を本格的に拡販する。誤送信による情報漏えいを心配し、ファクシミリや電子メールでのデータ送受信を控える企業などに販売していく。

 同ツールは、インターネットデータセンター(IDC)を経由して、ドキュメントやデータを受け渡す仕組み。ファクシミリや電子メールと異なり、送信先が情報を参照したか確認でき、見てない場合に督促できる。また、取引先などと共有している販促資料などの利用状況を把握できる。

 利用例としては、携帯電話のフランチャイズ店が一次代理店から二次代理店へ手数料明細データを受け渡ししたり、ソフトウェアベンダーによる店舗への最新販促資料送付や、会計事務所が顧問先企業と財務書類などを受け渡し過去データを管理するなど、幅広い企業や事業所に利用できるという。

 また、旧JCNランド時代から提供している重要ドキュメント管理ソリューション「BC─Cabinet」と連携することで、この中にある企業経営に必須の法令コンテンツやドキュメント作成ノウハウ、会社法対応のテンプレートなどを利用することができる。

 同ツールは、基本パックが1ギガバイトのディスク容量で、100IDを利用できる月額使用料が5万円から。1ギガバイト当たり月額1万円で、容量を追加できる。すでに、5月から販売を開始し、中小企業を中心に12社へ導入済み。今後は、会計ソフトの販社などに対し、同ツールの拡販を呼びかける。
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