米ソニックウォール(カリフォルニア州、マット・マデイロス社長兼CEO)の日本オフィス(内山高夫カントリーダイレクタ)は、商品カテゴリを広げる。これまでは統合機能型セキュリティアプライアンスなどの「ネットワークセキュリティ」が中心だったが、今後はEメールセキュリティなどの「セキュアコンテンツマネジメント」を強化するとともに、バックアップ製品販売の「ビジネスコンティニティ」分野に進出。3分野で事業拡大に乗り出す。

 ソニックウォールの主力事業はファイアウォールやウイルス対策など複数のセキュリティ機能を包括したアプライアンスや、SSL-VPN装置などのネットワークセキュリティ分野の製品販売。売上高のほとんどをこの分野の製品販売で占めていた。中小企業をターゲットに販売を伸ばしており、「UTM(統合脅威管理)機器ではグローバルでナンバーワンの出荷台数」(内山カントリーダイレクタ)を誇るという。

 ただ、企業規模の飛躍的成長のため、ネットワーク分野だけでなく、セキュアコンテンツマネジメントとビジネスコンティニティの2分野に進出することをワールドワイドで決めた。日本市場についても同様の戦略を進めることにした。内山カントリーダイレクタは、2分野への進出により、売上高構成比率を「ネットワークセキュリティで60%、新分野でそれぞれ20%ずつを確保する」計画。

 セキュアコンテンツマネジメントとは、企業の重要情報(コンテンツ)流出や安全な電子メール送受信環境構築システムなどを指す。ソニックウォールでは、この分野を強化するため、まずEメールにおけるウイルス、スパイウェア、スパムなどの侵入を総合的に防御するアプライアンス製品を8月下旬に日本市場で投入する。

 ビジネスコンティニティとは、情報システムを永続的に稼働させるために必要な製品・サービス分野。ソニックウォールは、この分野の主力商品としてバックアップ専用機器「Continuous Data Protection(CDP)」を開発した。「中小企業にとってバックアップやリカバリシステムは、まだ手つかずの領域」(内山カントリーダイレクタ)としており、他分野同様に中小企業のニーズに合わせた機能を搭載しているという。日本市場は9-10月に販売を予定している。