アッカ・ネットワークス(坂田好男社長)の今年度(2006年12月期)中間期連結業績は、売上高が198億1300万円(前年同期比2.8%減)、営業利益が10億5700万円(同18.6%減)、経常利益が10億5400万円(同9.3%減)、最終利益が2億2700万円(同85.3%減)で、大幅な減益となった。

 中間期が計画値と比べ大幅に未達だったことから、通期連結業績は、売上高が420億円、経常利益が32億円、最終利益が35億円の見通しを、売上高390億円、経常利益16億円、最終利益7億円と下方修正した。坂田社長は、「SIerなど販売代理店の新規開拓が業績を回復させるカギとなる」とみている。

 中間期の業績不振は、個人向け市場でADSLサービスの加入者減や光サービスの提供が遅れたほか、法人向け市場でコンピュータ制御が可能な端末同士をつなぐM2M(マシン・トゥー・マシン)事業の立ち上がり遅延などが足を引っ張ったため。「各事業ともマイナスになった原因は把握している。下期の取り組みで今年度の業績悪化を最小限にとどめたい」という。下期以降は、通信事業者やISPなどへのDSL卸事業を通じて個人や企業ユーザーを獲得するビジネススタイルに加え、「今後は、SIerとのパートナーシップを確立し、ソリューション提供拡大の基盤を整えていく」としている。子会社のアッカ・ソリューションズを通じて販売代理店への支援プログラムを提供し、「大企業の支店やSMB(中堅・中小企業)を新規顧客として開拓する」方針。

 販売代理店の増加に向け、ほかにも次世代ワイヤレスブロードバンド方式の「WiMAX」免許獲得にも力を注いでおり、「ADSLとFTTH、WiMAXを総合的に提供できるシナジー効果を追求する」という。今年9月には、アプリケーションを含めたモバイルソリューションの実証実験を実施する予定だ。