CTCエスピー(岩本康人社長)は、今年10月をめどに販売代理店向けウェブEDIの提供を開始する。大手SIerを中心にシステムの活用を促し、2006年度(07年3月期)中に会員企業40社の獲得を狙う。

 同社が提供するウェブEDIは、会員制で販売代理店がインターネットから24時間365日、いつでも発注が可能。物流システムとの連携で、会員企業が発注した製品の納期や、現在どこにあるのかを把握できるのが特徴となる。各会員企業に適した情報も定期的に提供していく。

 既存製品の調達ビジネスが安定しており、「注文が多い製品の受発注に関しては、システム化したほうが業務効率化が図れるなど、当社と販売代理店の双方にメリットをもたらす」(岩本社長)と判断した。

 現段階では親会社の伊藤忠テクノサイエンス(CTC)とウェブ経由で社内システムをつなぐなど、グループ全体でフィールドトライアルを実施しており、今年10月に販売代理店向けに提供できる見通し。

 ウェブEDIの提供は、「製品に付加価値をつけたソリューションの拡大が狙い」という。同社だけでなく他社もディストリビューションを手がける製品に関しては、「単なる箱売りでは拡販できない。販売代理店と共同で拡販する仕組みを考えることが重要」としている。

 また、CTCが販売している製品のディストリビューションに加え、自社独自で海外メーカーと販売代理店契約を結び、国内市場で販売している製品の拡販につなげていく。

 「ニッチな製品に関しては、販売代理店がどのように売ればいいのか頭を悩ませている。当社から、最適なソリューションを提案していかなければならない」としている。

 さらに、「中堅・中小SIerを新規に販売代理店として開拓していく」狙いもある。提供開始時は、まず会員企業として既存の販売代理店である大手SIerの獲得に力を注ぎ、今年度中に40社を見込む。「将来的には200社程度まで増やしていたい」考え。