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オートデスク 07年めどに販売代理店制度を刷新 2010年に売上高倍増を目指す

2006/09/11 18:02

週刊BCN 2006年09月11日vol.1153掲載

 オートデスク(志賀徹也社長)は、2007年をめどに販売代理店制度を刷新する。3次元CADをパッケージ販売ではなく、システムで提供する体制を整えるためにSIerとのパートナーシップを深め、「2010年1月期には売り上げを現状の2倍程度に引き上げる」計画だ。

 リニューアルする販売代理店制度の内容は明らかにしていないが、「パッケージ販売を中心とした代理店と、システム提供を行うベンダーに分けてプログラムを策定する。ソリューションで提供するパートナーに対しては、3次元CAD技術の提供も検討中」(志賀社長)という。これまでは国内限定の代理店制度だったが、「日本の事情も踏まえ、世界で共通のパートナープログラムとして策定していくため、粗利率の増加など販売パートナーにとってメリットが大きくなる」としている。

 販売代理店制度の刷新は、「3次元CADを広く普及させる」のが狙い。「3次元CADは、立ち上がって間もないことや、専門知識が必要になるとユーザーが意識しているために成長が若干鈍い。その解消策として、SIerが売りやすい環境を整える。この施策により、3次元CADユーザーを一気に増やしていきたい」考えだ。
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