テレマーケティングシステム開発・販売のジー・エフ(GF、仲吉昭治代表取締役)は、情報セキュリティ事業に進出する。韓国の情報セキュリティ大手で、サムスングループのセキュアイドットコム(金鍾宣社長)が開発した総合セキュリティアプライアンス「NXGシリーズ」の日本市場での独占販売代理店契約を獲得し、10月から販売を開始する。

 GFは、テレマーケティングに使うための情報システム開発を得意としているが、昨年後半から新規事業立ち上げを計画。需要が中期的に見込めるセキュリティに着目した。今年4月には新規ビジネスを立ち上げるための専門組織「ITソリューション事業部」を設置している。

 独占販売する「NXGシリーズ」は、セキュアイドットコムがすべて自社開発する製品で、「韓国でトップクラス、グローバルでも8位のシェア」(松浦歳宣・ITソリューション事業部事業部長)を持つという。クライアントにエージェントソフトをインストールせず、専用のUSBメモリを差し込むことで、VPN(仮想私設網)構築が可能なほか、企業内ネットワークの負荷分散や障害対策のための二重化構成を他社製品よりも安価に構築できることが特徴だ。中小企業からIDC(インターネットデータセンター)向けまで合計6ラインアップを用意している。価格は最エントリーモデル「NXG50」で30万円。10月1日から出荷開始予定で、発売後1年間はローエンドタイプを主軸に位置づけて1600万台の出荷、売上高1億8000万円を目指す。2年目にはハイエンドタイプを積極的に展開することで新規で5300台、6億5000万円の販売を狙う。

 販売は、販売代理店を組織した間接販売で、「まずは中小企業を主要ターゲットに置く」戦略を立て、代理店網の組織化に動き始めている。「中小企業を主要顧客に持ち、月間50台以上販売できるSIerと代理店契約を結びたい」考えで、7-8社で代理店網を整える計画。すでに、ダイワボウ情報システムと契約を結んでいる。

 セキュアイドットコムは、韓国に本社を持つが、早ければ10月末にも日本法人を設立する予定。製品の日本語化やサポート体制の充実をGFとともに行っていく。