生産管理システム開発のリード・レックス(梶山桂社長)は、中国市場向けの販売に力を入れる。6年後の2012年までには中国での年間システム販売本数を国内と同等規模に増やす。世界の生産管理システム需要の約半数は日本や中国など東アジアに集中しているとされ、このエリアでシェア拡大を進めることで事業拡大を図る。

 現在年間約50システムを国内外に販売しているが、12年までにこれを倍増させる。このうち中国市場では40-50システムの販売を目指す。

 「日本の製造業は世界に冠たる競争力があり、この業務管理方式をシステム化した当社の製品に対する引き合いは頻繁にある」(梶山社長)と手応えを感じている。

 海外展開では国内の中堅中小企業向けの生産管理システムでトップクラスのシェアを持つ実績を生かす。また、日本方式と世界方式の両方の生産管理方法に対応するなどの特徴を打ち出すことで海外競合他社との差別化を図っていく考えだ。

 世界で主流となっている生産管理方式は、部品ごとに在庫管理を行うMRP(資材所要量計画)方式だが、日本の主流は受注番号ごとに管理する製造番号管理方式である。この両方を兼ね備えた独自の生産管理システムで世界展開を積極的に進める。日本式は少量多品種生産に適しているといわれ、時代のすう勢に合致するとみる。

 今年度(07年3月期)の連結売上高16億円、経常利益2億円強の見通しに対して、12年度は同35億円、経常利益7億円に増やす計画を立てている。このうち中国など海外向けの売上比率は約2割程度になると予測。中国などとは物価の差があるため金額ベースでは販売本数の伸びほどには至らない見込み。

 リード・レックスは、4-5年前から中国人の幹部育成に力を入れており、「中国拠点は中国人の経営者とスタッフに任せる」ことでコスト削減と、長期的な成長を目指す。同社はこれまで累計520システム余りを国内外に販売してきたが、このうち海外向けは約8%を占めている。中国市場の開拓を進めることで海外向けの販売本数をさらに増やしていく方針。