エス・エス・ジェイ(SSJ、佐藤祐次社長)は、「金融商品取引法」の「実施基準」が公開されたのを受け、自社の中堅企業向けERP(統合基幹業務システム)「SuperStream-COREシリーズ」の「Super Stream内部統制用ドキュメント(仮称)」などを12月から来春にかけて出荷する。これを有償にするか無償にするかは検討中。佐藤社長は「今後3年間は、内部統制需要が活性化する」と、内部統制対応を明確化することで、導入企業の拡大を目指す。

 「SuperStream-COREシリーズ」はすでに、IT業務処理統制機能や専用バックアップ、データベース管理ツール、ログ管理機能など、内部統制強化に必要な機能を備えている。これに加え、同ドキュメントとアプリケーションログ機能を強化した製品を出す。

 同ドキュメントでは、一連の会計処理フローを図示した資料「アプリケーションフロー図」や仕訳データ作成にかかわるすべての画面・帳票の名称を記載した「画面・帳票一覧」、情報の入力から総勘定元帳への記帳に至るデータフローを記載した「仕訳データフロー」などを提供する予定。他社のERP製品にはないドキュメントとしては、各バッチ処理機能に目的や結果確認帳票、処理フロー・内容を証明する「バッチ処理仕様ドキュメント」もある。

 山下武志・営業本部マーケティング企画部プロダクトマーケティングマネージャーは「バッチ処理はブラックボックス化しやすい。ERPで計算したデータを確実にバッチ処理したかどうかは、内部統制上で重要になる」と、他社との違いを鮮明にし、有利に販売活動を進められるようにした。