VoIP関連製品メーカーのスカイウェイブ(ロバート・ケリー社長)は、VoIPコンポーネントの「トークエージェント」事業の拡大を図る。音声のIP化でデータ通信と統合するシステムのニーズが増えるとの判断からだ。第一弾として、名刺ファイリングサーバーソフトと連携したパッケージシステムの販売を開始した。

 「トークエージェント」は、アプリケーションと音声の融合が可能なIPコミュニケーション機能を搭載したコンポーネント。PBX(構内交換機)でも音声とERP、SFA、CRMといった業務システムやグループウェアなどと連携できる。ユーザー企業にとっては、IP-PBX導入と比べてシステムの初期投資を低く抑えることが可能となる。

 片桐洋・執行役員第一営業部長は、「音声のIP化は単に通話コストを抑えるだけではない。アプリケーションとの連携で業務の効率化が図れることが最大のメリットだ。トークエージェントがIPコミュニケーションを最適化するコンポーネントであることを訴えていく」としている。

 第一弾として、名刺管理ソフトメーカーのメディアドライブとアライアンスを組み、トークエージェントとメディアドライブの名刺管理サーバーソフトを連携させ、パッケージ製品として12月から本格的に提供している。

 同パッケージは、一元管理した取引先データなどを簡単に検索できるほか、電話発信機能(クリックツーコール)により、携帯電話でもIP経由の通話を可能とした。サーバーを介してデータを検索するため、携帯電話に発信履歴が残らず、個人情報漏えいの防止にもつながることが特徴だ。価格は利用者数によって異なるが、30ユーザーで61万円などとなっている。

 このパッケージ販売を手始めに、同社はトークエージェントをベースとしたパッケージや製品・サービスを増やしていく方針。「今後1年間で100社程度のアプリケーションベンダーと協業していきたい」考えで、2007年度にVoIPコンポーネント事業で10億円規模の売り上げを目指す。