富士通グループの富士通四国システムズ(白山健一社長)は、マイクロソフトの新OS「Vista」に対応したパソコン運用支援パッケージの新版「瞬快Rel6.0」を2月下旬に発売する。旧OSから「Vista」に入れ替える作業などを簡略化する。富士通系列の販社やディストリビュータなどを通じて全国へ売り込む。

 「瞬快」は、パソコンの導入・展開や環境維持・変更、障害復旧など運用管理に関する作業時に威力を発揮する製品。1995年の発売以来、昨年末現在で文教市場を中心に累計約100万ライセンスを販売している。新版は、「Vista」に対応したほか、ディスク消去機能の追加やウィンドウズ・アップデートなどの連携機能を強化した。

 旧OSから「Vista」に入れ替えたり、サービスパックや修正モジュールを適用する際には、「マルチキャスト配信」機能で一斉にアップデートできる。例えば、100台のパソコンに同じ環境を一斉に変更する場合、40-50分間で環境を移行できる。単純な複製処理だけでなく、IPアドレスやパソコン個別の情報も自動的に書き換えるため、設定ミスなどを大幅に削減できる。

 また、学校のコンピュータ室や図書館のパソコンなどように複数台を不特定多数が利用する環境では、あらかじめ登録した正常状態へパソコン起動時に自動修復(瞬間復元)できる。「最近は、医療市場などで配布したいファイルなどを一元的に資源配布するニーズがあり、文教以外のユーザーにも拡販していく」(第一ソリューション事業部兼運用管理ソリューション部の市原良浩部長)と、幅広い層へ販売していく方針だ。