コレガ(加藤彰社長)は、簡単接続が可能な無線LAN規格「WPS(Wi-Fi Protected Setup)」をベースとした接続方式採用の製品を1月23日から販売開始し、無線LAN関連ビジネスを強化した。WPS対応製品の市場投入は、国内で初めての試みだ。同社では、簡単接続を訴えることで無線LANビジネスの売上規模が現状の2-3倍に膨れ上がることを見込む。

 WPSは、ワールドワイドの無線LAN標準化団体である「Wi-Fi Alliance」が推進している規格。設定方式は、アクセスポイントと接続機器に搭載されたボタンを相互に押すことで認証する「プッシュボタン方式」と、各ネットワークデバイスに割り振られたPIN(個人暗証番号)をパソコンなどに入力することで認証する「PIN方式」の2種類で、簡単接続とセキュリティ強化を視野に入れている。無線LANの普及に向けて策定された。

 コレガは、国内で初めて同規格に対応した製品を市場に投入。「GPX」シリーズとして8モデルを用意した。

 藤川為廣・商品本部製品プロデュースⅠ部係長は、「家庭内でノートパソコンなどモバイル端末を活用してブロードバンドを楽しむユーザーが増え始めているものの、まだまだ普及しているとはいえない。WPSの採用で、当社の製品で簡単接続が可能であることを訴えていけば、無線LAN機器市場の活性化につながるのではないか」とみている。

 WPSの標準化により、パソコンだけでなくデジタルカメラやプリンタなどの周辺機器、薄型テレビなどのAV(音響・映像)機器、ゲーム機などワイヤレス接続の環境が拡大する可能性が高い。そのため、「AV機器メーカーやゲーム機メーカーがWPSを採用するようになれば、アクセスポイントの役割を果たす無線LANルータのマーケット領域が急激にひろがるポテンシャルを秘めている。当社の無線LAN関連事業は、ますます拡大する」と言い切る。

 同社でも、近い将来に「ルータとのアクセスが可能な端末の開発に着手する」計画を立てており、ワイヤレス環境の普及を煽っていく考えだ。