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韓国のPC商戦 最需要期のノートは プレミアム対激安の激突

2007/02/19 19:38

週刊BCN 2007年02月19日vol.1175掲載

【ソウル発】韓国では2月に正月と学校の卒業時期を迎えるのでお年玉と卒業祝いが子供たちの懐を潤し、続く3月は入学シーズンなので今が最もパソコンが売れる時期だ。

 だが、話題のWindows Vistaに問題が発生している。VistaにアップグレードするとActiveXの問題からインターネットバンキングが使えない、MP3プレーヤーともつながらない、ショッピングサイトがつながらない、Vistaの価格が米国の1.5倍もするなどなどだ。こんな事情から、メーカーは、高性能プレミアム製品か激安製品かの両極端な製品展開で競争している。

 ハイアールコリアは、オンラインショッピング最大手GSeストアから先着で毎日50台、合計300台を39万9000ウォン(約5万1000円)と携帯電話より安い価格で販売する。

 円安の影響から日本製ノートパソコンの値段が下落し、その影響でノート全体の値段が下がり始めてはいたが、30万ウォン台の登場は初めてだ。

 韓国HPは多彩なイベントを準備している。「全世界販売1位のHPパビリオンと全世界販売1位HPプリンタが提供するワールドスターフェスティバル」を3月31日まで開催する。

 一方、三星電子LG電子といった韓国の主要ノートパソコンメーカーは高性能マシンで勝負する。Vista、インテルコア2デュオを搭載した製品ラインアップが大幅に増えている。
趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)
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