フューチャーアーキテクト(金丸恭文会長)の経営戦略が明らかになった。昨年12月に食品スーパーの「ウオエイ」を展開する魚栄商店(新潟市)を子会社化し、1月1日付で同業SIerのウッドランドと合併するなど大きく体制を変えてきた。

 今年度(2007年12月期)の連結売上高は魚栄商店の売上高約40億円が上積みされ、ウッドランドとの合併効果もあることから前年度比約54%増の235億円、経常利益は同20%増の33億円を予想する。

 事業セグメントでみると、旧フューチャーシステムコンサルティングの事業領域である大手企業向けのコンサルティング事業に旧ウッドランドの事業領域である中堅中小向けの業務パッケージソフト販売事業と魚栄商店の企業活性化事業が新たに加わる。大きく3つの柱で事業を展開する。利益貢献の度合いでみるとコンサルティングとパッケージソフト事業の2つがメインになる見込み。

 魚栄商店は新潟市を中心に8店舗を展開する地域密着型のスーパーで、大手スーパーとの競合激化や経営資源の老朽化などの課題に直面していた。このためフューチャーアーキテクトでは、持ち前の経営コンサルティングやITの総合力を生かして業務を改善。業績回復のプロセスを分析してモデル事例にまとめる。「魚栄商店で培ったノウハウを全国の同規模のスーパーに横展開する」(金丸会長)ことでビジネス拡大を狙う。

 同社は、過去にも顧客企業の成功事例を横展開する手法で業績を伸ばしてきた経緯がある。

 ただ、今回は企業そのものを買収して業績改善のモデルケースにするという、より積極的な手法に出た。成功事例の横展開などを通じて2010年度の連結売上高300億円、経常利益50億円の中期経営目標を掲げる。