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デル 買収検討でサービス事業を強化 08年度の事業方針を発表
2007/03/12 19:58
週刊BCN 2007年03月12日vol.1178掲載
現段階では具体的な買収案件があるわけではないが、「米国本社では、小規模な企業ではあるものの、買収によってサービス事業の強化が図れた」という。また、「DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)」や「DMS(デル・マネージド・サービス)」などのサービス事業の人員を今年度中に現状より15-20%増員する予定。サービス事業の売り上げ成長率は66%増と、ほかの事業に比べて高い。しかも、パソコンやサーバーなどの製品と異なり、他社との差別化を明確に出せる分野でもある。そのため、同社は同事業をベースに一段と業績を拡大軌道に乗せるというわけだ。
ほかには、法人市場でサーバー/ストレージ事業でISVとのパートナーシップを深めることによりシステム・サービスの提供拡大や、S&P(ソフトウェア/周辺機器)事業で製品ラインアップの拡充を進める。コンシューマ向け事業については、「当社にとって大きな成長が見込めるビジネス。新製品の市場投入を徹底する。なかでも、パソコン中級者をターゲットにした拡販策の実施でユーザーを増やす」としている。ワールドワイドでは、「グローバル・コンシューマ部門」を設置しており、「今年度後半か、遅くても来年度前半までに日本にも設置する」ことを計画している。
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