デル(ジム・メリット社長)は、2008年度(08年1月期)の事業方針を発表し、サービス事業の強化に向け日本市場に適した買収を検討していることを示した。メリット社長は、「SMB向けサービスの充実のために買収を進める」と、パッケージ化したサービスメニューの拡充を図っていく方針だ。

 現段階では具体的な買収案件があるわけではないが、「米国本社では、小規模な企業ではあるものの、買収によってサービス事業の強化が図れた」という。また、「DPS(デル・プロフェッショナル・サービス)」や「DMS(デル・マネージド・サービス)」などのサービス事業の人員を今年度中に現状より15-20%増員する予定。サービス事業の売り上げ成長率は66%増と、ほかの事業に比べて高い。しかも、パソコンやサーバーなどの製品と異なり、他社との差別化を明確に出せる分野でもある。そのため、同社は同事業をベースに一段と業績を拡大軌道に乗せるというわけだ。

 ほかには、法人市場でサーバー/ストレージ事業でISVとのパートナーシップを深めることによりシステム・サービスの提供拡大や、S&P(ソフトウェア/周辺機器)事業で製品ラインアップの拡充を進める。コンシューマ向け事業については、「当社にとって大きな成長が見込めるビジネス。新製品の市場投入を徹底する。なかでも、パソコン中級者をターゲットにした拡販策の実施でユーザーを増やす」としている。ワールドワイドでは、「グローバル・コンシューマ部門」を設置しており、「今年度後半か、遅くても来年度前半までに日本にも設置する」ことを計画している。