マカフィー(加藤孝博社長)の中小企業向けセキュリティサービス「McAfee Managed Total Protection」の導入企業数が、2月末段階で6万社を突破した。今年末までの合計導入企業数を10万社とする目標を掲げ、同サービスで初めての大々的な値下げキャンペーンを開始する。競合他社が中小企業ユーザー獲得に向けて値下げ施策を展開中で、マカフィーも価格面で対抗する。
「McAfee Managed Total Protection」は、2001年6月に始めた「McAfee VirusScan ASaP」が前身で、昨年11月に現在のサービス名に変更した。ウイルスからワーム、スパイウェアやアドウェア(勝手に広告を表示するソフト)を自動的に削除する。今年5-6月には、フィッシング(インターネット上の詐欺)サイトを見極める機能を追加する予定で、多様な不正プログラムからPCを守れるようにする。