シーピーアイ(野尻泰正社長)は情報漏えい防止システムの販売網を拡充する。代理店を20社に増やすことでシェア拡大に弾みをつける考え。今年は100社10万クライアント以上への導入を目指す。

 同社は、2年前から本格的にセキュリティ関連ビジネスをスタートした後発組にもかかわらず、すでに50社6万クライアントに導入する堅調な実績をあげている。

 だが、競合他社がセキュリティソフトを10年近く前から販売しているのに比べると、実績や前例の面でハンデがある。そのため、ディストリビュータ、製造系を得意とするSIerなど分野が異なる代理店を増やすことで、幅広い業種に導入し、実績の積み上げに力を入れる。

 同社では時流に乗ったテーマを選んで定期的にセミナーを開催し、製品の提案を行っているほか、開発元の台湾・ファインアートテクノロジーと連携したキャンペーンを検討中だ。

 また「同製品の機能強化のため、積極的に他社とのアライアンスを組む」(八重柏昭・取締役セキュリティソリューション事業部長兼総合企画事業部長)としている。

 情報漏えい防止システム「Total Security Fort(トータルセキュリティフォート)」はログ管理やハード、ソフトの資産管理など、12のモジュールを組み合わせたセキュリティシステムを構築できるオールインワン型の製品であることが強みだ。

 現在、売り上げの7割がSI事業、3割がトータルセキュリティフォートなどパッケージソフトの開発・販売を含めた新規事業となっている。「SIは人月単価で、必要とされる人数分しか売り上げがあがらないのに比べ、パッケージソフト開発は生産効率さえ上がれば大きく成長できる」(野尻社長)ため、将来的に、新規事業を売り上げの8-9割まで成長させたい考えだ。