オリンパスの菊川剛社長は、2007年度の重点強化製品のひとつにデジタル一眼レフカメラを掲げ、「将来的には、3強入りを目指す」と宣言した。

 同社では、2年前からデジタルカメラ事業の構造改革に取り組んでおり、営業利益率5%の獲得を目指してきた。06年度は、これを大きく上回る9.2%を達成。07年度も7.6%の営業利益率を計画している。

 デジカメを含む映像事業の06年度売上高は、前年度比15.6%増の2943億円。営業利益は前年度の約6倍となる272億円。デジカメの出荷実績は14%増の960万台。そのうちデジタル一眼レフカメラは25万台となった。

 「平均販売単価は、市場全体では7%下落したが、当社に限れば3%上昇している」と、付加価値製品の好調ぶりをアピールする。

 また、今年4月に発売したデジタル一眼レフのE410が、品薄になるほどの人気を得ており、「E1によるデジタル一眼レフ事業は、残念ながら期待外れだったといえる。だが、これからがデジタル一眼レフカメラ第2章の幕開けになる」と強気の姿勢をみせている。

 菊川社長は、今年7月にはボディに手ブレ補正機能を搭載したE510を投入するほか、今秋から年内にかけてはE1の後継機種を用意する考えであることを明らかにした。

 また、「3強というからには、万年3位では意味がない。1位を狙えるところにいなくてはならない。それに向けて、次世代、次々世代のための要素技術を仕込んでいる」などとした。

 同社では、デジタル一眼レフカメラでは、前年度比倍増となる50万台、デジタルカメラ全体では、前年度比20%増の1150万台の出荷を見込んでおり、成長戦略の地盤づくりを推し進める。

 オリンパスイメージング社長を兼務する大久保雅治取締役常務執行役員は、「07年度のデジタル一眼レフカメラの最低出荷目標は50万台。できれば、60─70万台を目指したい」としている。