エクストリームネットワークス(井戸直樹社長)は、エッジスイッチの新製品「Summit X250e」を発売し、製品販売を強化した。エッジ製品では初といわれるセキュリティ機能などを搭載した同製品を中心に、エッジスイッチの周辺で最適なネットワーク環境を提供する“エッジ戦略”を進めることにより、国内市場でトップシェアの獲得を目指す。

 「Summit X250e」は、ネットワーク管理が容易なスタッキングやセキュリティポリシーの設計など、他社のエッジスイッチにはない機能を搭載していることが特徴。ネットワークOSの「エクストリームXOS12.0」や管理ソフトの「ユニバーサル・ポート・マネージャー」の採用で搭載が可能となった。エッジスイッチは、ネットワークをつなぐだけの役割として外部と社内の境界部分で活用するのが通常の形だ。境界部分で管理やセキュリティを強化しようとすれば、コアスイッチを代用するため高コストになる。そこで、エクストリームでは他社のエッジスイッチでコアスイッチと同程度の機能を実現。しかも、価格は40万円からと他社のエッジスイッチよりも安く設定している。

 井戸社長は、「ユーザー企業は、ネットワークをつなげるだけの役目でしかなかったエッジスイッチに対して、ネットワークを運用するうえで一段とクリアな機能を求めるようになった。今後は、ネットワークに接続する端末が増えるからだ。エッジの部分でクリアなネットワーク環境を実現するうえでの課題が、高価格になるという点だ。これを解消することで拡販につなげる」としている。

 同社は、エッジスイッチやコアスイッチの領域であるL2/L3スイッチの国内市場で上位を維持しているものの、大手のシスコシステムズがコアスイッチを武器に圧倒的な地位を確保しているため、シェアをなかなか伸ばせない状況。現状打破のために、高機能・低価格のエッジスイッチを市場投入することが新規顧客の開拓につながると判断した。「近い将来、シスコの牙城を崩したい」意向を示している。