グーグル、アマゾンを超える企業を日本人の手で--。リアルコム(谷本肇社長CEO)は、世界に通用する新ビジネスモデルを生み出す可能性のある日本のソフトウェア技術者から「世界を変えるタレント」(谷本社長)を募集。米シリコンバレーの現地法人に採用し、米国インキュベータと組み、1年以内に会社を設立するまでレベルを上げビジネスプランをつくる。

 同社は、米シリコンバレーに「REALCOM Software Innovation Laboratory(RSIL)」を設立。この地で起業・成功させるインキュベーション事業の拠点とする。

 ベンチャー起業に実績がある米ネットサービス・ベンチャー・グループ(NSVG)と共同で、ビザの取得やオフィスの貸し出し、会社設立、ベンチャーキャピタルからの資金調達、技術支援などを実施する。

 近く、国内から独自技術をもつソフト技術者を公募する。同事業を担当する竹内克志・取締役CTOは「VPNフリーウェアの『SoftEther』など、IPA(情報処理推進機構)が展開する『未踏ソフトウェア創造事業』で育った人材などを想定している」という。ただし、1年以内に会社設立レベルに達しない場合は、プロジェクトを終了する。

 リアルコムは1999年、谷本社長が米シリコンバレーで立ち上げた。「日本ではインキュベータが少なく、すごい技術も成功せずに終わってしまう。米国にはそのノウハウがあるので、当社が雇用を保証し育成する」と、谷本社長は自らの経験に基づいた事業であることを強調する。今後10年で少なくとも50人の独自技術で世界を変え、億万長者を生み出すことを目指す。