同社のMPSは、ハードウェアの単体売りを図るのではなく、①現状の環境を分析、それに基づいて最適な機器の選択と設計、②生産性を上げられる機器の配置・展開、③管理ソフトウェア(HP Web jetadmin)でリモート管理、④TCO削減につながる多数のサポート、サービスの提供などにより、「従来のプリンティング環境に比べ、30-50%のコスト削減を提案していく」(イメージ・プリンティング事業統括エンタープライズビジネス本部・清水俊博本部長)としている。
中核となるカラー複合機HP CM8060/CM8050 Color MFPは、1500億円の開発投資を行ってきたエッジライン・テクノロジーをベースにしたカラーインクジェット複合機。1万560個のノズルを持つ4.25インチ幅のプリントヘッドを2列に配置、ヘッドは固定式で用紙を高速移動させることで高速印字を行う。CM 8060はカラー50枚/分、モノクロ60枚/分、CM8050は、カラー40枚/分、モノクロ50枚/分でそれぞれ処理する。