秋葉原電気街にあるNEC(矢野薫社長)のアンテナショップ「クラサバ市場秋葉原店」がオープンから約2年が経過、新規顧客の開拓で成果が現れている。来店者のほとんどが商談を目的に訪れているという。今後は、デモを展示するだけでなく、検証センターとして機能させることも検討する。

 同店舗は、収集した来店者の声や案件を販売代理店に提供することを狙いとして2005年6月にオープン。当初は秋葉原電気街を訪れるパソコンのパワーユーザーが来店するケースが多かったが、月を追うごとにサーバーのリプレースを検討するSOHOや小企業などが商談目的に訪れるようになった。今年1月には、累計来店者1万2000人を突破。今年5月下旬の時点で、1日平均の来店者は500人前後で推移している。

 今年5月から新店長に就任している遠藤正仁・クライアント・サーバ販売推進本部エキスパートは、「ユーザー企業の既存システムに合わせ、いかに販売代理店の製品と当社の製品を組み合わせたソリューションを提供できるかを追求していきたい。そこで、検証機能を店舗に持たせるような取り組みを実施していく」としている。

 メーカーのアンテナショップ設置による販売代理店に対する支援のあり方を模索してきたため、これまでは来店者に対して製品や店舗の知名度を高めていく“ショールーム”としての位置づけが強かった。今後は、ショールームとしての機能に加えて案件獲得の強化策を徹底することで「次のステップに進む」としている。

 デモコーナーの強化も図った。このほど発売したデータセンター向けサーバー「Express 5800/iモデル」では、実際にデータセンターで活用したことを想定したデモ作りを重視した。