経済産業省や文部科学省などからなる情報化月間推進会議主催の「U-20(アンダー20)プログラミング・コンテスト」の締め切りが今月末に迫っている。高校生や専門学校生などを主な対象としたコンテストで、未発表の作品ならジャンルやシステム方式は問わない。

 個人と団体の2部門があり、昨年度の個人最優秀賞はオブジェクト指向プログラミング言語とその開発・実行環境「Spinel(スピネル)」で岩手県立水沢高校の生徒が制作した。団体の最優秀賞は曇った窓ガラスに指で落書きをする様子をグラフィカルに表現した千葉県立一宮商業高校の生徒らの作品「ぽたりdeアート」。

 応募作品のレベルは毎年上がっているものの、一方で参加母数の伸び悩みが課題になっている。一昨年度の応募は全国37団体・65作品だったが、昨年度は31団体・83作品。応募作品数こそ増えたものの、団体数は減少した。参加数の増加はコンテストの盛り上がりに欠かせない要素だけに、残り1か月弱でどれだけの応募が集まるのか関係者は気を揉んでいる。

 経産省では、今年初めに昨年度の入賞作品をCDにまとめた作品集を全国の教育委員会や学校など約660か所に送付。教育関係者向けの展示会などでも約500枚を配布して参加を呼びかけた。作品集CDを送るのは今回が初めての取り組みで、「応募増につながるのを期待している」(廣田和也・情報処理振興課係長)。

 今年度は7月31日必着で締め切ったのち、予備審査を経て9月1日に最終審査会を開く。制作者が作品のプレゼンテーションを行って9月中旬に入選作品を決める。政府行事「情報化月間」開催期間中の10月1日に表彰し、最優秀作品には経済産業大臣賞が贈られる予定だ。表彰時には審査委員(石田晴久・審査委員長=サイバー大学IT総合学部学部長)とフリーディスカッションの開催を検討するなど、例年とは趣の異なるイベントも準備中という。