システム管理者をターゲットとするビジネスが拡大している。運用管理ソフト開発のビーエスピーグループのビーエスピーソリューションズ(増田栄治社長)は、システム管理者向けの会員制情報サイト「Sys─Doc(シスドック)」をベースとしたコンサルティングサービスの拡充に力を入れる。同様のサービスが他にも立ち上がっており、サービス競争が過熱しそうだ。

 Sys─Docはサービス開始から2年目を迎えるが、ここにきてユーザー数が本格的に増え始めた。すでに70社を超えており、2-3年後には150-200社に増えると見通す。コンサルティングサービスを提供するメニューも用意しており、「コンサルタントの育成が間に合わないほど」(増田社長)だという。

 社会インフラを支える情報システムがダウンする事故が相次ぐなか、情報システムの運用管理を見直すユーザー企業が増えている。管理者側も改善意欲が高まっており、「こうした需要にマッチ」したことから引き合いが強まっているという。

 一方、今年3月には中小企業向けサービス・サポート会社のテクネット(須田騎一朗社長)などが運営する「シス蔵」がスタート。中小企業の情報システム部門が主なターゲットで、Sys─Doc同様に専用サイトをベースにサービスの拡充に力を入れている。

 ビーエスピーソリューションズでは、毎年7月の最終金曜日を「システム管理者感謝の日」と定めて、大々的なイベントを開催。今年は7月27日に予定するなどユーザーへのアピールに余念がない。システム構築において設計や開発など上流工程は多大な投資を行う傾向が強いものの、保守運用は地味な印象が拭えなかった。「稼働後の改善活動こそが重要」(増田社長)として市場創出に努める。