NEC(矢野薫社長)は、2007年度(08年3月期)第1四半期でブレードサーバーの売上高が前年同期比20%増を達成した。大企業から中堅企業までカバーする製品ラインアップを揃えたことが功を奏した。100V電源対応の製品を出荷したことや4wayブレードの製品化を予定していることで、今後も販売を拡大していく方針。 

 ブレードの売上高が第1四半期で前年同期比20%増になったのは、一般的なシステム案件でブレードへのリプレースが積みあがってきたため。ブレードサーバーをベースとしたシステム案件として、昨年度までは大企業を中心に大規模プロジェクトが多かった。しかし、今年度は中堅企業でもブレード導入のニーズが増えてきているという。同社では、ブレード収納ユニットを“ブレード用8Uラック”と想定し、簡単導入をコンセプトにラックサーバーと同程度の販売手法をアピール。販売代理店が売りやすい環境を整えることで拡販を図った。

 今年7月には、中堅企業向けに100V電源での稼働が可能な小型タイプ収納ユニット「SIGMA BLADE-M 100V電源セットモデル」の出荷を開始。これまでは、ユーザー企業がブレード導入の際に電気工事で200V電源への切り替えが必要だったが、100V電源への対応で工事が不要になったほか、構築期間を大幅に削減。加えて、8-15万円かかる工事代がかからないことで導入コストの低減にもつながるという。ほかにも、停電時にサーバーをシャットダウン、100V電源から給電が可能な無停電電源装置「3000 VA-UPS」にも対応している。

 ノークリサーチが年商500億円未満の企業1000社程度にアンケートをとったところ、約60%がサーバー統合に関心があり、そのうち30%がブレードサーバーの導入を検討しているという。NECでは、サーバーやストレージ、クライアントなどの統合で次世代IT基盤を追求することに力を注いでおり、なかでも中堅企業の需要が高まるとの判断から製品ラインアップを増強している。また、大企業向けにはインテルのマルチコア新CPUを4基搭載した「4wayブレード」を近く製品化することを予定。今後は、ITインフラの集中管理としてブレード需要が増えるとみている。