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ACCESSPORT ユーザー参加型動画サイト 順次、検索機能拡張へ

2007/09/10 22:20

週刊BCN 2007年09月10日vol.1202掲載

 ACCESSPORT(沈海寅社長、翁永飆社長)は、ユーザー参加型の検索サービス「Woopie(ウーピー)」で動画サイトに特化し、検索データを収集する「Woopie動画α版」の提供を開始した。

 現在は日本と中国の2拠点で展開し、中国支社を経由して中国のパートナー企業とともに開発を進めている。

 Woopieは、検索にウェブ2.0の技術を取り入れ、ユーザー参加型のインタラクティブな検索サービスを実現した。動画検索ではYouTube(ユーチューブ)などの動画投稿サイト、テレビ局のサイトなどから、タイトルやタグ、説明文など、動画の持つ情報に対して検索をかける。現在は動画のみの提供だが、今後は画像など検索機能を順次拡張していく計画。

 同社はJWordの元社長である沈社長と翁社長、そしてYAHOO!Chinaの元総裁の周鴻一氏を中心に2006年7月に設立された。JWordでは検索・リスティングサービスを展開しているが、エンジンは持たず、他社の検索エンジンを使用している。「自社の検索エンジンがあれば面白い」(沈社長)と考え、JWordを売却後、新たに起業した。

 同社では、Woopieのほか、ウェブ検索や、ウィキペディアなどさまざまなサービスAPIをマッシュアップして一画面に表示する「PIKEY(ピッキー)」やブログ、BBS構築が可能なBtoB向けのOSS(オープンソースソフトウェア)である「BeeNest/BeeSpace」を提供している。「BeeNest/BeeSpace」は、一般的なブログサービスと比較して、遜色ない機能を持ち、ユーザー企業はローコストでブログやBBSを開設できるのが強み。
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