デル(ジム・メリット社長)は9月11日、ストレージ製品「PowerVault(パワーボルト)」シリーズの新モデル「PowerVault MD3000i」を発売した。価格は75万2850円から。

 06年発表の「MD3000」や「MD1000」と同じきょう体を採用し、ストレージブリッジベイ部分にiSCSI接続コントローラを搭載したiSCSIストレージ製品。専用インフラの新規敷設や専用機器を購入する必要がなく、既存のEthernet環境に接続するだけでストレージシステムを構築できる。

 「PowerVault MD3000i」からiSCSIブートも可能。仮想化環境に導入するストレージ製品として、高い活用性と実用性を併せ持つ。また、バックアップ・マルチパス・ネットワーク管理性でも柔軟な対応が可能で、仮想環境と物理環境間の移行をシームレスに行える。

 1エンクロージャ(きょう体)あたり、3.5インチSAS HDDを最大15基搭載可能。最大容量は6TB(400GB×15基)で、デイジーチェーンによる3エンクロージャの接続により、最大45基HDD、18TBの大容量を実現する。

 オプションでデュアル構成にも対応する。コントローラごとに512MBのキャッシュを搭載し、デュアルコントローラ構成時にはミラーキャッシュ合計1GBとなる。また、コントローラ当り1Gbps Ethernetホスト接続用ポートを2基搭載し、デュアル構成時には合計4基。ホストとの接続は、ダイレクト接続(DAS)の場合は2つのHA(ハイアベイラビリティ)ホスト、または4つの非HAホストが、スイッチ経由の場合は最大16HAまたは16非HAホスト接続が可能。電源、冷却ファンなど主要コンポーネントを冗長化、ダウンタイムの大幅削減に貢献する。

 GUIベースでの各種設定や管理が可能なソフト「MD Storage Manager」を標準添付。OSはWindowsとLinux OSに対応し、iSCSIイニシエータはソフトウェアで無償提供する。