AOSテクノロジーズ(佐々木隆仁社長)は、パソコンモニタリングソフト市場の開拓に力を入れる。同社は米Spector Soft(スペクター ソフト)のソフト「Spector Pro 6.0(スペクタープロ6.0)」を取り扱っており、店頭やライセンス販売を通して、コンシューマやSOHO、中小企業などに売り込んでいきたい考え。

 内閣府の調査によれば、家庭でパソコンを使う小学生は77%強にも達している。このような普及状況下で懸念されるのは有害サイトなどへのアクセスだ。同じく内閣府の調査では、フィルタリングソフトを知らない父親が43.6%、母親では68.4%にのぼる。ただ、フィルタリングソフトも完璧ではない。そのソフトを使用していても、あらかじめ設定したルールに従ってサイトをブロックするため、見てもよいサイトも、遮断してしまう可能性があり、限界がある。

 それに対して、「スペクタープロ6.0」は、使用中のパソコン画面を一定の間隔ごとにスナップショットで記録するほか、アクセスしたウェブサイト、タイプした文字、ダウンロードファイルなどを詳細に記録する。作業のプロセスをビデオのように再現できるほか、記録画像を目視することにより、特定のウェブサイトのアクセスブロックやインスタントメッセンジャー、チャットを介した特定の相手との会話などを制限するなど、後から禁止事項を設定できる。また、「ステルス機能」を使用すれば、パソコンを使用しているユーザーに気づかれず、一連の作業を記録することも可能。

 「相手に気づかれずに記録できる、“怖い”ソフトではあるが、正しいパソコンの使い方を指導する際や、犯罪の抑止にも効果がある」(佐々木社長)として、一般家庭やSOHO、中小企業などをターゲットに、店頭と法人向けにライセンスで販売する。

 AOSテクノロジーズは、まだ日本で確立していない「モニタリングソフト市場」を先駆的に開拓するとともに、コンシューマ、法人合わせて5万本、5億円の売り上げを目指す。