富士通(黒川博昭社長)と米サン・マイクロシステムズ(ジョナサン・シュワルツ社長兼CEO)は10月9日、UltraSPARC T2プロセッサを搭載したサーバー「SPARC Enterprise T5120」「SPARC Enterprise T5220」を発売した。税別価格は「T5120」が97万1000円から、「T5220」が108万6000円から。

 リアルタイム性が必要なWebフロント業務やオンライントランザクション処理、技術計算などの分野で高性能、拡張性、高密度実装を図ったことで省スペースを実現。64スレッドに対応したUltraSPARC T2プロセッサを搭載し、同プロセッサに内蔵された仮想化機能により、少ないリソースで仮想化システムの構築・運用が可能。

 UltraSPARC T2は、1コアごとに浮動小数点演算ユニットを搭載したことで、浮動小数点処理性能が向上。また、次世代のネットワーク集約型システムに対応するため、10Gbpsイーサーネット技術とI/O機能を直接チップ上に業界で初めて組み込み、ネットワークの帯域幅と処理速度を大幅に高めた。さらに、ワットあたりのパフォーマンス向上により業界トップクラスの省電力を実現し、環境にも配慮する。

 システム可用性を改善するため、不良スレッド切り離しやメモリ割当解除機能、マルチビットエラーの訂正が可能な拡張ECCなどを搭載し、高い信頼性、可用性、保守性を実現した。また、Webブラウザから本体装置の監視・制御が可能なシステム管理機構のILOM(Integrated Lights Out Management)を搭載。システム運用管理ソフトで統合管理が可能となり、サーバー導入およびシステム運用開始に必要な時間の短縮、継続的な保守運用の効率化を図れる。さらに、ネットワーク、インターコネクト、暗号化などの主要機能を統合し、性能強化に加えサーバー内の部品点数削減で信頼性を向上させた。