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RSAと松下電工IS 統合ログ管理ソリューションで協業 強固な内部統制環境構築が目的

2007/10/29 22:22

週刊BCN 2007年10月29日vol.1209掲載

 RSAセキュリティ(山野修社長)と松下電工インフォメーションシステムズ(松下電工IS、河村雄良社長)は、販売代理店契約を結び、統合ログ管理ソリューションで協業する。

 松下電工ISでは、総合情報漏えい対策ソリューション「ONMITSUⅡ(おんみつツー)」を販売し、大手企業を中心に各ニーズに対応したセキュリティ対策、内部統制対応などを実現するソリューションを提供してきた。

 今回、RSAの統合ログ管理ソリューション「RSA enVision(エンビジョン)」を加えることで、さらに強固な内部統制環境構築が可能と考え、協業に至った。

 RSAでは、PC操作ログ取得ツールや情報漏えい対策製品などセキュリティ製品の販売で実績を持つ松下電工ISと協業することで、顧客へ内部統制の整備に向けた統合ログ管理を提案していくとしている。

 また、協業ビジネスを推進するうえで、松下電工ISと長い間協業関係にあるEMCジャパン社が販売するログ・マネジメント・デザイン・サービスの活用で、ログ管理における多様なニーズに応えることが可能だという。

 「RSA enVision」はIT基盤を構成する各種ネットワーク機器やサーバーが出力する大量のログデータを一元的に収集し、専用のデータベースに圧縮・保存することができる。

 さらに収集したログデータをリアルタイムで分析。個別のログ収集では対処できなかったセキュリティ上の脅威の検出を実現するなど、総合的な対応が可能となる統合ログ管理アプライアンス。準拠すべき法律や規制に即したレポートを自動生成し、コンプライアンスとセキュリティ情報管理強化を図ることができる。
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