【北京発】中国で隔年開催されるアジア最大規模の情報通信展示会「PT/EXPO Comm China 2007」が10月23日から27日まで北京で開催された。チャイナモバイル、チャイナユニコムをはじめエリクソン、ノキア、NTTドコモ、三星電子、LG電子、SKテレコムなど日中韓を代表するモバイルベンダーが勢揃いし、世界33か国から850社が参加、最新の端末を公開した。観覧客は40万人を超えたもよう。

 韓国企業のなかでは三星電子、LG電子、キャリアのSKテレコムなどの大手が出展した。展示場の6─7号館を利用し、中国独自の3G「TD─SCDMA」の最新携帯電話端末やモバイル連動サービスを見て触れる体験スペースとして設けた。

 最も目立っていたのは三星電子のブースでオリンピック公式スポンサーらしく、マーケティング用のブースを別途用意し中国の体操国家代表団のサイン会や各種イベントを開催した。長野オリンピックから北京オリンピックまで三星電子が組織委員会に提供した歴代公式携帯電話端末も展示された。北京オリンピックで使われる予定の中国移動通信(CMCC)と共同マーケティングを繰り広げている記念端末P318、U308、i728も展示され雰囲気を盛り上げていた。P318は、18Kの金縁で高級感を演出し、裏側にはオリンピックのロゴも入れてある。世界初の商用化されたTD─SCDMA端末「L288」と「T578」も展示された。TD─SCDMAは中国政府が推進している3G移動通信技術で、08年8月に商用化される予定。商用化端末が一般に公開されるのはこれが初めて。「L288」は07年6月に公開された「E848」の後続モデルで、北京オリンピック組織委員会の公式端末に選定されTD─SCDMAとGSMのハンドオーバーが特徴だ。

 07年の中国の携帯電話市場規模は、1億5000万台と予想され、毎年30%以上の高成長が続いている。中国IT市場調査機関の資料によると、三星電子は07年9月時点で中国CDMA市場1位(シェア26%)、全携帯電話市場2位(シェア12.4%)を記録している。
 趙章恩(チョウ・チャンウン=ITジャーナリスト)