レノボ・ジャパンは、省スペースデスクトップPC「ThinkCentre A61e Ultra Small」を発売した。ThinkCentreとしては、史上最小となる4.5リットルの容積に納めた省スペースPCで、6万1000円からという低価格設定によって、企業への導入促進を図る考えだ。

 同社の石田聡子執行役員は、「これまでにもUltra Small PCを投入してきた経緯はあるが、価格が高く、思うような販売実績には至らなかった反省がある。今回の製品では、価格面での課題を解決しており、普及に弾みがつくと考えている」と、販売拡大に意欲をみせる。

 低コストを実現するために、パラレルポート、シリアルポートおよびFDD装置を省くとともに、カスタマイズ対応をなくし、基本4モデルだけのラインアップとした。

 廉価モデルでは、AMDのSempron LE-1150(2.0GHz)をCPUに採用。512 MBメモリ、80GBのハードディスクの搭載とともに、CD-RW/DVD-ROMコンボドライブ、Windows XP Professionalを搭載している。

 日本の狭いオフィス環境に対応するため、静音性にも配慮したほか、従来製品に比べて年間27%の消費電力削減を可能とする省エネ化も図った。

 また、ツールレス設計とすることで、メンテナンスや増設が専用の工具を使わずに行えるようにしたのに加えて、新たにVertical PC Standの開発意向表明を行い、液晶モニターの背面部分に本体を取り付けることで、省スペース化を図れるようにする。

 レノボ・ジャパン製品事業部担当の落合敏彦執行役員は、「新たな省スペース筐体は、企業のデスクトップ環境に新たな流れを作る」と自信をみせる。一方、石田執行役員は、「PCには、動く価値と、動かない価値がある。ThinkCentre Ultra Smallは、快適な操作環境と一括管理、セキュリティの集中管理などを実現することで、動かない価値を提供するデスクトップPC」と位置づけている。

 今回の新製品とともに、同社では、インテルvProに対応した小型筐体のデスクトップPC「ThinkCentre M57p Small」も同時に発表した。