NEC(矢野薫社長)とビーコンインフォメーションテクノロジー(ビーコンIT、坂本桂一社長)は11月19日、ユーザー企業の業務生産性向上と運用効率化に向けた製品提供で協業すると発表した。具体的には、ビーコンITの主力製品でデータ変換・活用ソフトウェア「Waha! Transformer」にNECの中小規模システム向けシステム運用管理ソフト「WebSAMオフィス」を組み込んだ「Waha! Transformerナレッジ・オプション」を08年3月から売り出し、3年間で100本の販売を見込む。税別希望小売価格は50万円。

 ビーコンITの「Waha! Transformer」は、基幹系システムなどに蓄積されたデータを抽出し、データウェアハウスなどで利用しやすく加工、対象のデータベースに書き出す「ETLツール」で国内トップシェアを誇る製品として、累計1000社のユーザー企業に導入されている。同社は、NECのソフトウェアパートナー制度「WebSAM WORKS」に参加。これまでに、「Waha! Transformer」と「WebSAMジョブスケジュールツール」による自動実行や、「WebSAM統合監視ツール」による障害監視、通報処理で連携し、実績を重ねてきた。

 今回の協業では、「Waha! Transformer」の運用監視機能として「WebSAMオフィス」を組み込むことで、障害発生時の自動通報による早期検出ができる。これに加え、「Waha! Transformer」のナレッジデータで「何を行えばよいか」という対処方法まで簡潔なメッセージでナビゲートしてくれる。「Waha! Transformer」の運用者が自ら簡単に障害時の対応も行える。さらに、ログ情報のメール通報を活用することで、リモートサポートが可能になり、複雑な障害を早期解決することができるという。

 ビーコンITはここ数年、中堅中小企業市場を重視。情報システム部門が少ない中小企業でも、容易に運用管理できる仕組みづくりを整備。また、SIerや販売パートナーを拡充しており、今回の協業で間接販売をよりスムーズに進める効果もあると期待している。