電通国際情報サービス(ISID、水野紘一社長)は11月19日、IPネットワークを経由してハイビジョン映像を伝送するシステムを試作したとを発表した。

 同システムはIPネットワークを経由し、家庭用のハイビジョンビデオカメラから取り込んだ映像を遠隔地へ伝送するもの。送受信用のハードウェアはアップルの「MacPro」。

 映像入力のインターフェイスはHDMIを使用し、コーデックには業務用の録画フォーマット「DVCPRO HD」を利用する。データの伝送には、現在策定作業中の標準規格「RFC3189bis」に準拠したフォーマットを採用した。伝送には約125Mbps以上の帯域が必要だが、伝送遅延を約150ミリ/秒と抑えることができた。

 データの受信側は、Macのモニタで映像の表示やHDMIからの出力などが行える。また、HDMIのほか、コンポーネント映像信号や業務用のビデオ・インターフェイス「HD-SDI」を使用することも可能。

 製品化は未定だが、ハイビジョンテレビ会議システムとしての利用を想定している。ISIDは今後も映像伝送技術の研究・開発を続けていく方針。なお、同システムは11月20日に幕張メッセで開催する国際放送機器展「InterBEE」に展示する。