NECは11月29日、世界で初めて蛍光灯から電力を給電する蛍光灯給電技術を使用する無線カメラを開発したと発表した。設置工事不要で導入可能なため、多数のカメラを活用した映像利用システムを低コストで構築できる。

 蛍光灯給電技術は、既設の蛍光灯にリング状の電力取得部を取り付けるだけで電力供給ができる。さらに、蛍光灯から取得できる電力に応じて映像の撮影頻度を自動制御する機能を新たに開発。市販のインバータ用直管型蛍光灯すべてで、無線カメラの消費電力を手動調整せずに最良画質で撮影・伝送できる。また映像伝送は無線化することで、ネットワークカメラ導入時の設置工事が不要となった。

 このシステムを使えば、オフィス内での社員の在席状況や会議スペースの空き状況の確認、スーパーマーケットやコンビニでの店舗内の来店客行動分析などの映像利用システムを、経済的に構築できる。

 NECでは今後、開発した無線カメラの製品化を急ぎ、無線カメラを活用したさまざまなソリューションを提案していく。なお、無線カメラは12月5日から7日に東京ビックサイトで開催する「iExpo2007」に展示する。