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サン・マイクロシステムズ コンテナ型DCを公開 来年初めにも販売を開始
2007/12/03 22:27
週刊BCN 2007年12月03日vol.1214掲載
Project Blackboxは6.1×2.5×2.6m(奥行き×幅×高さ)の20フィート輸送用コンテナに、19インチラックを8個設置し、サーバー、ストレージ、電源システムなどを格納している。「Sun SPARC Enterprise T2000サーバ」で最大140台、Sun Fire T5210では最大280台を搭載できるほか、後方排気機構を持つ19インチ対応のサーバーであれば、サン以外のサーバーも搭載できる。1ラックあたりの許容電力は25kWとなっている。
末次朝彦社長は、「データセンターの容量をすぐにでも追加したい、必要とする場所にITリソースを柔軟に配置したい、初期投資を最小に抑えたい、といったユーザー企業やインターネットプロバイダの要求に応えることができる提案だ。設置の容易性と高密度化、省スペース化、低消費電力化を図ることができる未来型データセンターの形」とアピールする。
コンテナをそのまま利用することで、データセンター用建屋の建設やフロアプランが不要になる。陸送、鉄道、船などの既存の移送インフラをそのまま利用できることから、旧来のデータセンターに比べて、約10分の1の設置期間で済むなどの利点がある。
2008年初めにもProject Blackboxを正式な製品として出荷する予定で、システム価格は1億円弱になる見込み。
すでに、国内において、10社ほどの企業と商談を開始しており、「新たにデータセンター事業に参入したいという企業をはじめ、あらゆる業種の企業と商談をしている段階」(末次社長)としている。
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