無線LANメーカーのネットギア(デイビッド・デン日本支社長)は、これまでの営業部に加えて営業推進部を設置した。マーケティング力を強化することで2008年度(08年12月期)の売上高伸び率として35%増を目指す。

 営業推進部は、市場に適した製品投入や販売方法などマーケティングを手がける組織。セールスを展開する営業部との連携で、販売強化を目的に設置した。デン日本支社長は、「国内ネットワーク関連機器市場は競争が激化している。きちんと市場を把握することがシェアを伸ばすカギと判断した」としている。

 ネットギアグループは、ワールドワイドのコンシューマ/SOHO市場でイーサネットスイッチのシェアはトップ、無線LANでは2位と高いポジションを獲得している。06年度の売上高は5億7300万ドル(約630億円)、今年度の売り上げ見通しは前年度比30%増と順調に伸びている。

 一方、日本市場では法人事業向け事業は堅調であるものの、コンシューマ市場には「国産メーカーのシェアが高く、なかなか入り込めない状況」と認めており、ビジネス拡大に向けて他社との差別化が図れる戦略が求められている。そうした事情から、マーケティング力の強化に踏み切った。製品の拡販体制を整えることで、「08年度は、コンシューマ市場でシェア5%、ベンダー別では5位の座をまずは確保する」計画を掲げている。

 米国本社でも、「日本は最も成長が期待できる市場」(パトリック・ロー会長兼CEO)としており、日本事業の底上げを図っていく考え。日本支社を来年度早々に法人化するほか、「成長に伴い、積極的な投資を行っていく」としている。

 製品面では、無線LANなどネットワーク機器に加えてストレージ製品も市場投入。このほど、小規模オフィスや家庭でNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)環境の構築が可能な「ReadyNAS(レディナス)」を発売した。