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IT投資動向 07年は12兆3050億円 IDC Japanが予測
2007/12/17 22:27
週刊BCN 2007年12月17日vol.1216掲載
同レポートによると、2007年の国内IT投資規模は前年比2.5%増の12兆3050億円。業績が好調な企業の投資意欲が盛んで、IT市場にも好影響を与えたと分析している。また、今年9月に「金融商品取引法」が施行されたことで、上場会社や関連企業、取引先で内部統制構築のためのIT投資額が増えたことも規模拡大を後押しするという。
来年以降も緩やかに成長するとみており、08年は07年比2.0%増の12兆5560億円に成長し、06年から11年までの平均成長率は1.8%と分析。2011年には13兆1392億円に拡大するとしている。
一方、昨年と比較した産業分野別のIT投資伸び率は、金融業がもっとも大きく3.8%増でトップ。次いで、サービス(3.2%増)、製造と流通、通信/メディア(ともに2.7%)となっている。IT投資が伸び悩んでいたサービスと製造、流通業の成長が見込めるという。
IDC Japanの市村仁・ITスペンディングリサーチアナリストは、ITベンダーの今後のビジネス展開に関して、「ユーザー企業の『全体最適』を重視し、自社に強みのある製品・サービスだけでなく、他社と連携した総合的なソリューションの提供体制が求められる」と述べている。
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