ネットワーク関連機器のディストリビュータ、シーティーシー・エスピー(CTCSP、熊崎伸二社長)は、2008年度(09年3月期)早々に親会社の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)向け製品調達部隊を設置する。グループ連携の強化が狙い。商品力の多さで販売代理店とのパートナーシップの深耕にもつなげる。

 調達部隊の設置は、「取扱高の多い製品だけでなく、付加価値の高い製品を調達することで、取扱量の多さを生かしたビジネスを手がける」(熊崎社長)ため。CTCは、06年の旧CRCソリューションズとの合併で事業領域が拡大している。「当社も、グループ間の連携を強化することで事業領域を広げていく」としている。

 同社は91年の設立から10年間、CTCグループの調達会社として卸事業を手がけてきた。ビジネス領域の拡大に向けて、01年度以降は独自に海外メーカーと販売契約を結び、新しい製品の国内市場投入に着手。人員も大幅に増やした。ところが、独自製品の市場投入の遅れなどで、なかなか事業が軌道に乗らないことから、02年度と03年度は2期連続で赤字。そのため04年度は主力であるCTCグループへの調達事業に力を注ぎ、足元を固めることで黒字に転換した。05年度には、ネットワーク機器に加えてセキュリティ製品の取り扱いを増やすなど独自製品の強化で、累積損失の一掃も達成。最近では、海外メーカーとの契約で国内販売に乗りだした製品も順調に伸びており「商品力の強化は販売パートナーへの支援強化にもつながる」と判断した。

 独自製品の販売では、台湾アクトンのスイッチなどネットワーク機器が徐々に販売量を増やしている。ネットワーク機器に関するニーズは、「低価格で高品質のもの」というのが主流。OEM(相手先ブランドによる製品供給)を主力事業として手がけるアクトン製品が徐々に脚光を浴びるようになってきたわけだ。こうした製品の“目利き”とグループ間の連携強化で「成長基盤を築いていく」と自信をみせている。