米BEAシステムズ(アルフレッド・チュアング会長兼CEO)は、SaaSプラットフォーム「Genesis」第1フェーズの提供を開始する。企業やISVは、導入するSaaSと業務アプリケーションや既存アーキテクチャを容易に統合できる。日本法人の日本BEAシステムズは「日本での提供は、2008年秋になる予定」(志賀徹也社長)と語り、同時にISV施策などを開始する計画だ。

 「Genesis」は、07年9月に立ち上げたプロジェクト「Genesis」の成果物の1つ。企業にとってはIT担当部門を必要とせず、SaaSと他の業務アプリケーションを連携する際の開発や運用を簡素化することができる。ISVは、同ツールを利用して自社の既存アプリケーションを使いSaaSモデルを行うことができるという。志賀社長は「あまり手をかけず、多大な設備投資もせずSaaS環境を構築できるプラットフォームは、競合他社にはない製品。既存の業務アプリケーションやWeb2.0的なシステムなどをダイナミックにリンクできる」と説明する。

 第1フェーズには、仮想化環境で配備できるSaaSアプリケーション用のコンテナやユーザーアクセスに必要なプレゼンテーション・サービス、課金をサポートする計測機能、マルチテナント用のセキュリティ機能などを提供する。

 同社は、こうしたツールやWebアプリケーションサーバーなどの同社基盤技術をISVが活用できるようにし、SaaSアプリケーションを広範に提供できるようにする方針だ。

 「Genesis」プロジェクトでは、SOA(サービス指向アーキテクチャ)やBPM(ビジネスプロセス管理)、SNSなどのテクノロジーを統合し、ソフトウェア開発方法を変革するという。第1フェーズは、08年夏までに米国などで先行して投入、日本でも08年秋までに登場する予定だ。