日本でも「ブーム」巻き起こす

 クレオ(土屋淳一社長)の子会社パワーウィングス(高橋洋一郎社長)は、自社が運営する家系図作成サービスの系図登録者が3万人を突破したと発表した。米国などでは家系図作成がすでに趣味として確立しており、パワーウィングスでは国内で「家系図ブーム」を起こそうと意気込んでいる。

 同社は昨年夏からテストサイトとしてオンライン上で家系図を作成できるサイト「ネットde家系図」を開設。開始から3か月で利用者数6000人、家系図に登録された人数が3万人を突破したと発表した。

 自社で運営するシニア向け、家族向けのコミュニティサイトには告知せず、検索連動型広告に掲載するなどして、認知を図ったところ、毎日増加が見られたという。「検索キーワードでは、政治家の麻生太郎氏、安倍晋三氏の名前や、サザエさんの家系を調べようとしていた人たちがこのサイトに行き着くこともあった」(八木大造取締役)。

 同サービスの利用者は人生の締めくくりとして、自分の家系を入力するようなシニアが多いものと思い込んでいたが、ふたを開けてみると、意外にも30代が多い結果になった。「20-30代、なかでも30代の女性は、自分の夫の親族を入力し、家系図を使いながら親戚構成を整理するような実用的な使い方をしていることが分かった」。また、任意入力の「コメント」欄には自由に言葉を入力できるが、親戚の死因や戒名を入力するユーザーも多いという。

 米国や欧州各国、韓国などでは家系図作成は趣味として確立されている。「さまざまな層に興味を持ってもらえると確信している。日本でも『家系図ブーム』を巻き起こしたい」としている。

 メールアドレスを入力するだけで簡単に会員登録できるようにし、作成のの障壁を低くした。

 現在はテストサイトだが、今後は利用者をさらに増やしていき、新たな収益モデルについて、次のステップで構想を固めていくとしている。