AOSテクノロジーズ(佐々木隆仁社長)は、法人向けに高度なデータフォレンジックスを可能にするソフトを発売した。今までは特定機関に提供していた、専門家向けのツールだが、内部統制などにより、より細かい証跡調査に需要が出てきたことから、発売にいたった。

 同社はデータ復元ソフト「ファイナルデータ」で個人、法人を問わず実績をあげているが、今回発売する「企業情報証拠データ復元8.0」では対象となるHDDのデータを復元した後、フォレンジックスを行うことができる。

 FATエディタにより断片化したファイルでも修復が可能なほか、HDD上から、特定のキーワードに合致したデータを検索できる。さらに、ブラウザの閲覧履歴を消去してもURLの復元が可能。

 「今後は法人向け事業をさらに強化することで、現在の法人向け売上高2億5000万円を1年間で5億円まで拡大させたい」(佐々木社長)としている。社内に専門的な知識を持っている人材がいない企業に向けて、フォレンジックスをサービスとして提供していく考えだ。

 また、同社は昨年11月より、本格的にオンラインによるダウンロード販売を開始した。その結果、店頭の1か月の売り上げに匹敵する本数を販売した。現在の全売上高に占める比率は店頭が21%、オンライン販売が15%、法人21%、サービスが43%の割合。同社は今後、オンライン販売を20%、店頭、法人をそれぞれ30%に引き上げたいとしている。