セキュアコンピューティングジャパン(辻根佳明社長)は、今年度(2008年12月期)から新マーケティング戦略を展開する。商品ごとに立案していたマーケティングプランをやめ、顧客の課題ごとに商品を位置付ける「ソリューション」で、販売促進活動を展開する。企業・商品ロゴやアプライアンスのデザインも一新する。今年度の売上高は、前年度比30%増という挑戦的な計画を立てており、新マーケティングプランの推進で目標達成を目指す。

 同社の主軸商品は、ウェブゲートウェイセキュリティの「Webwasher」、メールセキュリティの「IronMail」、ネットワークセキュリティの「Sidewinder」の3モデル。セキュリティ関連情報を調査・研究する機関を持ち、その結果を定義ファイルの更新など商品に反映できる体制を武器としている。

 顧客開拓および販売促進活動では、これまで機能・技術の強みを各商品ごとに紹介する「プロダクトプラン」を推進してきたが、今年度からは「ソリューションプラン」に変更する。同プランでは、各商品ごとに解決できる顧客の課題を前面に押し出すことで、製品の優位性を訴求する。クレジット業界の情報セキュリティ基準「PCI DSS」対応に貢献することなどを訴える。

 マーケティングプランの変更とともに、企業・製品ロゴを刷新。主軸3商品のアプライアンスデザインも変更する。

 営業体制では、1次代理店網を見直す。現在10社程度の1次代理店を4-5社に集約するほか、1次代理店が3モデルをすべて拡販できるようにサポートする。とくに、欧米市場に比べて販売台数が少ない「Webwasher」を今年度の注力商品と位置付けており、パートナーとともに拡販を図る。

 セキュアコンピューティングジャパンの売上高はここ数年、前年度比約10%増で推移していたが、昨年10月に社長に就任した辻根氏は「今年度は30%増を目指す」計画を立てている。