富士通(黒川博昭社長)は3月12日、Windows Mobile 6搭載の携帯電話「F1100」を活用したモバイルソリューションの第2弾として、「モバイルネットワークソリューション」と「モバイル業務ソリューション」を発売すると発表した。発売後2年間で1500社への納入を目指す。

 「モバイルネットワークソリューション」は、「F1100」を活用して外出先から社内で構築したグループウェアにアクセスし、スケジュール管理やメールの送受信などの操作が可能なソリューション。グループウェアは、富士通の「TeamWARE Office」ほか、サイボウズの「サイボウズ ガルーン 2」と日本IBMの「Lotus Notes/Domino」に対応する。参考価格は、サーバー1台と「TeamWARE Office 200x」の場合でF1100の端末価格を除き160万円から。

 一方、「モバイル業務ソリューション」では、「F1100」をモバイル業務端末として使用し、顧客が運用する各業務システムに「F1100」を用いて外出先からアクセス可能にする。「F1100」はOSにWindows Mobile 6 Standardを搭載しており、Webアプリケーションであれば、特別なプログラムを組むことなく、HTMLの定義だけで「F1100」用の業務画面を作成可能。クライアント/サーバー型アプリケーションでも、マイクロソフトの「.NET Compact Framework」や、富士通の携帯電話アプリケーション実行基盤「Interstage Mobile Manager」を利用してモバイルアプリケーションを開発できる。参考価格はサーバー1台、「Interstage Mobile Manager」の場合でF1100の端末価格を除き480万円から。

 富士通では、「F1100」を活用したモバイルソリューションの第1弾として08年1月に、1台の「F1100」を企業内では無線LANを用いた内線電話、外出先では通常の携帯電話として利用可能な「内外線デュアルソリューション」を発売。4月から提供開始する。今回、さらに2ソリューションを追加し、モバイルソリューションメニューを拡充した。今後は、パートナーと協業してアプリケーションの機能を必要な時に必要分だけ利用可能にするため、SaaS化も図る計画。