ソーテックは、鳥取オンキヨーにPC生産を移管することを明らかにした。鳥取オンキヨーは、これまで生産してきたスピーカーなどオーディオ機器の生産を別工場へ移管し、今後、ソーテック製のPCを専業として生産する。ソーテックは、2007年8月に、オンキヨーの子会社となり、経営体質の強化に取り組んでいる段階にある。

 ソーテックは、これまで横浜の自社拠点でBTO(Built To Order)生産を行ってきたが、07年12月から鳥取オンキヨーへの生産移管を開始した。鳥取オンキヨーは、最終的にはソーテックブランドのPCを生産する専業工場へと転換する。

 「鳥取オンキヨーが生産してきたオーディオ機器は、トヨタ向けのカーナビゲーション機器に組み込まれており、トヨタ取引先の1社として直接指導のもと、トヨタ生産方式を導入してきた経緯がある。PC生産でも効率的で、高品質、低コストで生産できる地盤を生かす」(ソーテック・菅正雄社長)という。

 さらに、リペア(修理)センター、コールセンター機能も、鳥取オンキヨーへと順次移管し、08年6月をめどに、完全業務移管を行うことになる。

 「リペアセンターは、生産拠点と連動できる場所に設置するのが最適と判断しており、同時に、これまで外部に委託していたコールセンター機能もオンキヨーグループ内部に取り込むことで、オンキヨーのノウハウ活用と、効率化を図れる」というのがその狙いだ。

 菅社長は、「生産、リペア、コールセンターの3つの機能を1か所(鳥取県倉吉市)に集中して、最高の性能、機能と最高の品質を目指した『倉吉発MADE IN JAPAN』モデルを実現できる」と意欲をみせた。

 同社ではオンキヨーとの営業拠点の統合も進めており、すでに福岡、名古屋、広島でオンキヨーの営業拠点との統合を完了。今後、大阪でも拠点統合を図る考えだ。また、オンキヨーが開発したオーディオPC「HDC-2.0Aシリーズ」を、ソーテックの直販ルートおよびPC販売店ルートを通じて販売することも発表した。

 今後は拠点の最適配置や物流システムの最適化などにおいても、オンキヨーとの協業を検討する考えだ。